【キャンベラ9日AAP】オーストラリアではアルコール絡みで暴言や暴力を受けた経験がある人が多いことが統計で分かっており、専門家は、このクリスマス休暇期間は飲み過ぎないようにと警告している。
この統計はアルコール教育・リハビリテーション財団の依頼によるもので、オーストラリア人口における男女、性別などの比率を反映させた1000人からインターネット調査で回答を得た。
昨年1年間で14歳以上の220万人が酒気帯び状態の人から暴言や暴力を受けた経験をしたという。また、約70万人が酔った状態で他の人に暴言・暴力を振るい、調査対象である10代の3分の1がアルコール絡みで友人や家族のことを心配しているとした。
同財団のダリル・スミートン氏は、「統計結果をみても、ホリデー期間中の過剰飲酒による恐怖や暴力が広がりをみせているのは明らか」と述べ、この年末年始に飲酒量を減らすには、お酒とノン・アルコール飲料を交互に飲むようにすればいいとした。