【シドニー9日AAP】学習障害がある息子を、優秀な生徒のみが入学できる選抜高校に入学させるために教師に賄賂を渡そうとした両親に対する審問会が9日、開かれた。
チンハ・ペイさんとその元パートナーであるシャオドン・リューさんは、息子が通うウエストメッド小学校のジョディー・リー・ピアース教諭に8月5日と10月28日の2回にわたり合計2500ドルを渡し、その見返りに息子がボーカム・ヒルズの選抜高校に入学できるよう成績を上げてもらおうとしたとして訴えられている。
しかし2人は、ピアース教諭にお金を渡したのは成績を上げてもらうためではなく、息子に対して1対1で勉強を教える時間を持ってもらいたかっただけと述べ、同教諭を買収しようとしたという訴えを否定した。
ジャロルド・クリップス議長はこの件に関する最終陳述期日を12月16日とし、聴聞会を延期にした。最終の報告書は来年、NSW州議会に提出される予定。