【シドニー10日AAP】シドニー市内で暴行を受けた際、首にケバブの串を刺され、その後も後遺症に悩んでいる男性がレポーターに対し語った。この事件の犯人は捕まっていない。
シドニー西部ペンリスに住むマイケルさんは今年8月31日未明、友人とキングス・クロスにいたとき5人組の男に取り囲まれ暴行を受けたが、その際、男の1人がマイケルさんの首を串で刺した。串は10センチの深さに達し、頸静脈を貫通したものの、かろうじて主要な動脈をはずれた。
「血管外科医が僕は本当にラッキーだとびっくりしていた。命を失うところだった」とマイケルさん。首の左側には10センチの長さの傷跡が残っている。マイケルさんは事件以降、シドニーに近づいていないと話し、暴行を受けてからは性格もまるで別人のようになってしまったと述べた。
マイケルさんを襲った犯人グループはまだ逮捕されておらず、警察は市民に協力を呼びかけている。「犯人が街にいると思うと不安になる・・・1人にこういうことをしたんだから数え切れない人々に同じことをするだろう」とマイケルさんは話した。