【メルボルン30日AAP】 VIC州で野生のシカが急増し、高速道路などへの侵入が頻発しており、安全面に深刻な影響を及ぼしているとして、州内の公園など関連当局が、早急な対応が必要との見解を示している。
VIC州では先ごろ、自動車を運転していた人が、メルボルンの高速道路をうろつくシカを映像に収めて話題となったばかり。VIC州国立公園協会のフィル・インガメルス氏によると、同州内だけで約100万頭に上る野生のシカが生息しているという。
インガメルス氏はVIC州政府に対し、野生のシカたちが「繊細で傷つきやすい生態系、農場、住民の安全」を破壊する前に、十分に資金のある戦略的な管理方法と増加抑制プランを、速やかに用意する必要があると訴えた。