【シドニー31日AAP】 気象局がこのほど発表した春の気象予報によると、オーストラリアではほぼ全域で例年を上回る暖かい気候となるもようで、暖冬からそのまま春の気候に移行するとみられている。
気象予報士のデュエル氏によると、今年の冬は降水量が非常に少なく、地方の一部では過去最高となる気温を記録し、春も概ね暖かい日が続くと予想している。さらに国内の多くの地域で日中の気温が過去最高を記録し、WA州マンドラでは39.6度まで上昇した。
デュエル氏によると今後、オーストラリア全域に東からの風が吹き、この影響で今年の春は西部州で例年よりも乾燥した状態が予想されるほか、海水の表面温度の上昇に伴い、ブリスベン、シドニー、キャンベラ、メルボルン、タスマニアなどで、例年より暖かい気候が予想されるという。