【キャンベラ2日AAP】 オーストラリア北西方にあるティモール海での石油、ガス資源を巡って長期にわたり対立していたオーストラリアと東ティモールが、この度協定での合意に達したことがわかった。
常設仲裁裁判所(PCA)によると、コペンハーゲンでの調停手続きに続き、先月30日に双方合意に達したという。協定の内容に関しては、未解決の課題が解決するまで 機密であるとした。
ティモール海で最大の埋蔵量を誇るグレーター・サンライズには9兆立方フィートガス田があり、3億バレルの原油と液化石油ガスが埋蔵していると見積もられており、これは東ティモールの年間GDPのおよそ30倍に匹敵する。
ビショップ外相は 「両国の国益を支え、双方の政府と国民のより深い絆を築く協定となった」と述べ、東ティモールの交渉責任者であるシャナナ・グスマン前首相は「歴史的な合意であり、オーストラリアとの新時代の始まりとなった」と合意を歓迎した。