政治

NSW政府 州民の光熱費負担を軽減

【シドニー3日AAP】   NSW州政府は3日、「光熱費の上昇に悩む州民の負担を軽減する」と発表した。リベートの増額やエネルギー効率の良い電化製品購入時の割り引きなど、州内でおよそ90万世帯が対象となる。

計画には、低所得世帯や家族向けの光熱費リベートの増額、コンセッションカード保持者や小規模事業への割り引きを含む。照明やエアコンなどエネルギー効率の良い電化製品への買い替え促進は、小規模事業にも適用される。

さらに、エネルギー供給会社が設けていた期限前契約解除の手数料、紙の請求書の手数料、郵便局での料金支払い時の手数料も廃止される。

ベレジクリアン州首相は他州・連邦政府に対し、「国民の光熱費負担の軽減に向けて取り組むべきだ」と呼びかけた。州野党のフォレイ労働党党首は、「州政府はエネルギー価格の統制力をまったく失った」と述べ、提案は不十分だと批判する。

リベートの増額は現行の対象消費者に即座に適用、電化製品買い替えの割り引きは2018年初頭から適用される。

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