【キャンベラ7日AAP】 連邦のペイン防衛相は、韓国のソウルで開催された「ソウル安保対話」に出席し、北朝鮮は国連安保理の決議に対し、極めて傍若無人な態度を示しているとの見解を示すとともに、韓国にとって恐ろしい脅威となっていることを理解し、実感できると話した。
ペイン防衛相は「もし自分が韓国にいたら、他のどの国よりも北朝鮮を脅威に感じるはず」と述べ、オーストラリアは今のところ標的とされる可能性は低いものの、状況を深刻に受け止めているとの態度を示した。
連邦政府は、北朝鮮をめぐる緊張状態が今後、軍事攻撃などに発展した場合、アジア北部にいる20万人のオーストラリア人をどのように避難させるか検討中だとして、日本や韓国に渡航する場合には状況を十分に把握するよう忠告している。