【アデレード8日AAP】 SA州のコートサントニス財務相は8日、同州からの水素輸出が将来、同州の新たな輸出産業になり得るとの見解を示した。同州は、再生可能エネルギーを利用した水素生産への投資を増加している。
コートサントニス財務相は「水素はわれわれに、太陽光や風力を輸出する新たな産業を創り出す機会を与えてくれる」と述べ、向こう2年以内には水素の輸出が実現するとの見通しを明らかにした。
水素の需要は今後増えるとみられ、アジア地域で最大の需要が見込まれる韓国と日本が、オーストラリアにとって最大の輸出先国となる可能性がある。コートサントニス財務相は、水素が現在、褐炭やガスから生産されていると指摘した上で、「天然資源から生産される水素は画期的だ」と述べた。