【シドニー10日AAP】 NSW州北部沿岸部バイロン・ベイで、男性がサーフィン中にサメの襲撃に遭ったとみられる。
10日午前6時半頃、エーブ・マクグラスさん(35)はイルカのメイン・ビーチでサーフィンをしていた際に、突然下から何かに強く突き上げられ、海に投げ出された。フェイスブックに投稿された写真から、ウエットスーツは腰のあたりで引き裂かれ、切り傷が確認できる。また、サーフボードも衝撃で半分に折れた。マクグラスさんは警察に、「サメが円を描いて泳ぎ、その後去った」と話している。
事件後、メイン・ビーチとブラフ・ビーチは閉鎖されている。バリナ、レノックス・ヘッド、エバンズ・ヘッド内の5つのビーチで今月、サメ捕獲ネットの二次試行が発表された。同地帯でサメによる襲撃が数件発生していることから、NSW州第一次産業省は毎日25のドラムライン設置を開始、さらにドローンやヘリコプターで監視を行っている。