【メルボルン12日AAP】 今後、メルボルンのトラムと鉄道運行業者に対し、遅延やキャンセルに厳しい罰金が科される。
メトロ鉄道および、ヤラ・トラムを所有するケオリ・ダウナー社に対し、より正確な定時運行が求められる。契約開始の11月30日からメトロの定時目標は現行の88%から92%に、ヤラ・トラムは77%から82%に引き上げられる。定時目標を満たすために駅を飛ばすことは今後許されないが、予定より5分までの遅れは容赦される。
アラン州公共交通機関相は12日、「乗客を混乱させる要因を取り除く」「電車やトラム、駅などで清掃検査を毎日行う、ネットワーク内の清潔度を高めたい」と話した。また、新たな契約によって700の雇用を創出し、そのうちの半数以上が見習従業員で構成されるという。
メトロ鉄道は7月、コンピュータの不具合によってピーク時に全鉄道路線が停止し、月額罰金としては最高の120万ドルが科された。同社は「より安全で清潔、信頼できるサービスが期待できる」と述べ、新たな契約を歓迎した。
州野党のオブライエン影の財務相は、「新たな契約はサービス改善を確約するものではなく、乗客の財政負担が増えるだけだ」とコメントした。