【シドニー11日AAP】ネイサン・リースNSW州首相は、同州における新規住宅購入者の数がこの20年で最高となったと話した。その要因として、購入者に対する政府の援助金が増額されたこと、また金利引き下げなどが挙げられた。
豪州統計局によると、2008年12月、4602件の新規住宅購入申し込みがあり、2007年12月と比較すると37.9%増となった。
連邦政府は昨年10月、新規住宅購入者への援助金額についてそれまで7000ドルだったのを、中古住宅購入者へは1万4000ドル、新しく家を建てる人には2万1000ドルとした。さらにNSW州では11月の補正予算で、新規購入者に対し3000ドルが支給されるようになった。
また今回、NSW州政府は新規事業に対する課税を1件当たり最高6万4000ドル免除することを発表。「我々は経済を活性させ、不動産業界を後押し、また州民の就業保護を行っている」とリース首相。