【アデレード25日AAP】 連邦政府は、オーストラリア独自の宇宙機関を設立すると発表した。著しい成長を遂げる世界の宇宙産業は年間およそ4200億ドルと見積もられ、国内で数千の雇用創出にもつながるという。
米航空宇宙局(NASA)のロバート・ライトフット長官代理は、「オーストラリアの宇宙産業進出は、協力を増強する絶好の機会だ」と語った。オーストラリアがどの分野に関心を持ち、どれだけ力を入れたいのか楽しみだという。
ロシア宇宙機関は、「オーストラリアと歴史的なつながりはないが、宇宙機関は“良いスタートだ”」とコメント。欧州宇宙機関も、「欧州諸国や企業に簡易のアクセスポイントをもたらすことになる」と、オーストラリアの動きを歓迎。さらに、60年代から続く欧州とオーストラリア間の強い連携が続くのは素晴らしいとした。