【シドニー11日AAP】経験不足のオートバイ・ライダーの死亡事故を減らすために、NSW州は25歳未満が持つオートバイの運転仮免許(プロビジョナル)に関して、車のP1、P2免許同様、3年間の保持を義務付けることを決定した。現行ではオートバイの仮免許の保持期間は1年。
P1を保持するオートバイ運転手の血中アルコール度数は、車の運転手と同じように零度でなければならず、最高制限速度は時速90キロ、4点以上の減点で免許停止となる。P2の最高制限速度は時速100キロで、交通違反を2回すると免許が失効される。
ネイサン・リースNSW州首相は11日、今回の変更について、20歳未満のオートバイ・ライダーたちは他の人たちより5倍以上事故を起こす可能性が高いとし、「車の仮免許に同様の規制を設けた結果、仮免許ドライバーの死亡事故が2年間で48%減少したこともあり、これは非常に好結果を生む計画である」と話した。