【キャンベラ11日AAP】ジョセフ・バイデン米副大統領はブリュッセルでのNATO(北太平洋条約機構)の会議の中で、オーストラリアはアルカイダのターゲット国のひとつであると述べた。
外交政策の専門家でもあるバイデン副大統領は、「アルカイダとその過激な支持者たちはアフガニスタンを拠点として再び残虐な(テロ)行為に関する計画を立てており、彼らはアフガニスタン、パキスタンそしてインドから米、ヨーロッパ、さらにはオーストラリアにいたる世界の国々の人々に狙いを定めている」と述べた。
アルカイダは2001年9月11日に米同時多発テロを引き起こしたテロリスト・ブループ。このテロ以降、アルカイダは分派され勢力が弱まっている。
アフガニスタンには約1000人の豪兵士が駐屯しているが、そのほとんどは戦闘が激しい同国南部ウルズガン州に派遣されている。今月末に行われるケビン・ラッド首相とバラク・オバマ米大統領の会談では、アフガニスタンへのさらなる派兵を米側より要求されるとみられている。