政治

QLD州選挙運動始まる 2大政党、雇用創出を公約に

 【ブリスベン15日AAP】州選挙を控えたQLD州の労働党と国民党は15日、新たに雇用を創出するとの公約を掲げ、州選挙に向けてそれぞれ選挙運動を開始した。

 国民党党首のローレンス・スプリングボーグ氏は拠出金7億2700万ドルの「QLD州再建パッケージ」を発表し、約14億ドルもの価値が生まれるとされるインフラ計画を推進し、1万人の雇用を創出すると語った。スプリングボーグ氏は資金の半分はトラベストン・クロッシング・ダム建設計画を廃止することでまかなうことができ、残りの半分は政府の無駄遣いを削減することで調達できるとした。

 一方、労働党は再選すれば10万人以上もの雇用を創出することを公約に掲げた。アナ・ブライ州首相は、労働党は経済危機の問題に取り組む際に気候変動による環境危機を忘れることはないとした。ブライ州首相は20万個のソーラー給湯システムを購入し、1世帯あたり500ドルまた年金受給者には100ドルで利用可能にする計画を発表した。これにより500人もの雇用が生まれ、二酸化炭素排出量を3年で54万トン減少できるという。

 さらに、ブライ氏はQLD州南西部の3つの河川を野生河川保護プログラムに加えること、また4年以内にグレート・バリア・リーフへの科学肥料の流出を50%削減することを約束した。

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