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アフガンの豪兵士がまた死亡 10人目

 【キャンベラ20日AAP】アフガニスタンに駐屯しているオーストラリア兵士にまた死亡者が出た。アフガニスタンにおけるオーストラリア兵士の死亡者数は2002年以降、これで10人目。この1週間で2人が死亡した。

 今回死亡した兵士は道路脇の爆弾から同僚を守ろうとして犠牲になった。わずか3日前、アフガニスタンではタリバンとの戦闘で、21歳のオーストラリア軍兵士、マシュー・ホプキンズ伍長が死亡したばかり。

 ジョエル・フィッツギボン国防相はレポーターに対し、「1週間で2人の兵士が死亡したことはとても悲しいことである。これにより、アフガニスタンがどれだけ危険で問題の多い地域かということが改めて強調された」と話した。

 ケビン・ラッド首相は来週、バラク・オバマ米大統領と初めて対面する予定になっており、オバマ大統領がオーストラリア政府に対しアフガニスタンへのさらなる派兵を要請することは確実とみられているが、現場に派遣されている兵士の死亡事故が続いたことで、ラッド首相は厳しい決断を迫られるとみられる。

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