政治

ハワード政権下の「ワーク・チョイス」法、ついに終止符

 【キャンベラ10日AAP】20日に労働党の「フェア・ワーク」法案が連邦議会を通過した。ジュリア・ギラード雇用・職場関係大臣は、ハワード政権下で制定された労使関係法「ワーク・チョイス」がついに葬られたと宣言している。

 ギラード大臣は報道陣に対して、3年前のハワード前政権下で導入された労使関係法を廃止するという労働党の公約が果たせたと語り、安堵した様子。大臣は「これまでの道のりでは、常に自由党と闘わなければならなかった。今日、議会の最後の1時間においても、自由党はワーク・チョイス法を固守しようと、議論をかく乱させるなどして抵抗した」、「今日、私たちは反対勢力にも関わらず、ワーク・チョイス法を葬り去った」とコメントしている。

 ギラード大臣は、建設的な議論に貢献してくれたグリーン党、無所属のゼノフォン議員、家族第一党のフィールディング議員らに感謝の意を表しており、「グリーン党やフィールディング議員、ゼノフォン議員らと共同作業することによって、善意ある者たちが団結すれば何かを達成できるということが実証された」と語っている。

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