【アデレード26日AAP】地球温暖化対策を支援するイベント「アース・アワー(Earth Hour)」が今月28日に行われる。
アース・アワーでは、世界中で起きている気候変動に対する活動支援を狙いとして、参加者たちは1時間だけ電気を消す。2007年にシドニーで初めて行われた時の参加者数はわずか200万人だったが、イベント企画者たちは、今年は世界2400の都市、10億人の参加を目指している。今年参加するのは、エジプトにあるギーザのピラミッド、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビル、パリのエッフェル塔などで、それぞれ現地時間の午後8時30分から1時間、照明が落とされる。
スワンボーン大学の天文学者であるマイケル・マーフィー氏は、「オーストラリアでは都市の明かりで夜空の星が見えないという人々が多いので、アース・アワーは流れ星を見つけるいい機会になる」と話した。
アース・アワーに参加する多くの主要都市では、ろうそくの灯のもとでのお見合いパーティが予定されおり、また、シドニーのクージー・ビーチでは700本のろうそくを用いて「Lights off(消灯しよう)」のメッセージが作成される。