【キャンベラ27日AAP】ジョエル・フィッツギボン連邦国防相がシドニー在住の事業家の負担で中国へ2度旅行したことが発覚し、同氏の国防大臣としての進退が注目されている。
フィッツギボン国防相は、中国生まれのシドニー在住女性事業家、ヘレン・リウ氏に負担してもらい中国へ2度旅行したことを公表しなかった。この件に関して、同国防相はジュリア・ギラード首相代行の指示を受けて、26日午後、公的に謝罪を行った。
2001年まで国防省の国際方針・戦略課の課長を務め、現在は戦略アナリストとして活動しているアラン・ベーム氏は、フィッツギボン氏がこのまま大臣の座にとどまることは難しいだろうとした。また同氏は、国防省内にはフィッツギボン氏を追いやろうとする勢力があると確信しているとも述べた。