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子宮頸がんワクチン改良版 来年実施へ

【シドニー8日AAP】   連邦政府は2018年から12~13歳の子どもを対象に、子宮頸がんを防ぐ効果がより高い予防接種を無料で行うと発表した。改良ワクチンは、ほとんどすべての子宮頸がんを予防できるという。

新たに承認された予防接種Gardasil9はヒトパピローマウイルス(HPV)9種を予防し、子宮頸がんを発症するHPVの90%に効果があるという。既存のワクチンはHPV4種を予防し、およそ75%のHPVに効果がある。新ワクチンはさらに、HPVによる肛門がん、外陰がん、咽頭がんを防ぎ、生殖器のいぼも予防する。

ワクチンを共同開発したイアン・フレーザー教授は8日、「改良ワクチンによってより多くの人をがんから予防する」と述べた。さらに重要なことに、改良ワクチンによって子宮頸がん検査後に治療を必要とする女性の数も減少し、時間とともにコミュニティからがんがなくなっていくという。

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