【シドニー31日AAP】30日に発生したシドニー中心部での停電に関して、ネイサン・リースNSW州首相は影響を受けた市民に対し謝罪した。
30日午後4時40分に発生した停電では、約7万の家庭及びビジネス、そして約140セットの信号機が影響を受けた。また、ちょうど帰宅ラッシュと重なったため大渋滞を引き起こした。エレベータに数時間閉じ込められた人々もいた。
リース首相は、停電の間、シドニー市内の警告システムを構成する49機の拡声装置のうち17機が作動しなかったと首相府から報告を受けたことについて「容認できない事実だ」とし、31日朝、首相府の長官に対しシドニー中心部にある拡声装置を直ちに再確認するよう指示したと述べた。
首相はまた、再確認事項の中には、非常時ネットワークとして停電により電気の供給が遮断されないシステムの構築にかかる費用に関する道路交通局からの見積もりも含まれると述べた。