【キャンベラ1日AAP】連邦議員に対する無料の保育サービスが1日から導入されることに関し、国民擁護団体は新聞広告を掲載した。
この広告は1日付の「ザ・オーストラリアン」紙に掲載されたもので、ケビン・ラッド首相からとして「各連邦議員は1日から無料で保育サービスを受けることができる」とされている。広告を掲載したのは国民擁護団体の「ゲットアップ」。広告の掲載目的を労働党の選挙公約である有給の産休導入を強調させるためとしている。
生産力強化委員会より推奨されている有給産休スキームは、労働組合などからも導入が強く求められているが、5月に発表される予算案ではその内容が厳しいものになるとみられていることから削除される可能性が示唆されている。
「ゲットアップ」はインターネットで、新聞広告はエイプリル・フールの冗談だと認めた上で、「有給の産休制度は子供や両親、また経済にもよい影響を与えるという研究結果が出ている」と述べた。