【ブリスベン9日AAP】 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は9日、ガソリン価格について、ブリスベンが国内主要都市で最も高いと明らかにした。パラシェイQLD州首相は、全国のガソリン価格を表示するシステムを導入するようACCCに要請している。
ブリスベンのガソリン価格は、他の主要都市よりも1リットル当たり3.3セント高かった。QLD州のドライバーは年間で、他州より5000万ドル多く支払っていることに相当。2015/16年度、ブリスベンのガソリンスタンドの純利益は他の主要都市よりも55%増しだった。
パラシェイ州首相は、全国でガソリン価格が最も高いのは不公平だとして、全国のガソリン価格をリアルタイムで表示するようACCCに求めている。ベイリー州エネルギー相も、報告を受けて小売店らを非難した。同州政府は8月、来年1月から一部のドライバーのみに適用するガソリン割引価格の表示を禁止すると決定したばかり。
同州の道路サービス会社RACQも州政府に対し、ガソリン価格の透明性について介入するよう呼びかけた。