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シドニーでまたも大停電、5万軒が影響を受ける

 【シドニー4日AAP】シドニー中心部周辺で4日午前、停電が発生した。シドニーでは先月30日にも停電事故が起きたばかり。

 今回の停電は、4日午前10時30分ごろに発生し、シドニー中心部や東部の住宅および企業など、約5万軒で停電となった。この影響で、シドニー・ハーバー・トンネルが閉鎖され、信号は作動を停止し、救急局にはエレベーター内に閉じ込められた人々から通報が入るなどした。

 道路交通局(RTA)は、信号機30~50台が停電による影響を受けたと発表している。警察によれば、電力は同日午前11時45分に復旧したという。電力会社エナジー・オーストラリアのスポークスマン、カイリー・イエーツ氏は、先月30日の停電の原因だった電線はすでに修理されており、この電線は今回の停電の原因ではないと述べている。

 先月30日の停電では、7万もの住宅や企業が影響を受け、主要道路が閉鎖され、エレベーター内に閉じ込めらる人が続出するなど、大きな混乱が生じた。ネイサン・リースNSW州首相は「真相を究明したい。不十分である」、「先日、停電の再発する確率は100万分の1だと聞かされたばかり」、「私は非常に不満を感じている」と述べている。

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