【メルボルン5日AAP】ラッド首相は5日、ローン返済に苦しむ失業者への救済策として、最長1年間、返済を先延ばしにするという計画を発表する予定になっている。
フェアファックス系各紙の報道によれば、NAB、ウェストパック、コモンウェルス、ANZの大手銀行4社が、失業者のローン返済を最長12カ月間、保留にするという計画に同意したという。政府は銀行各社に対して、失業でローン返済に困っている者には最大限に柔軟な対応をするようにと申し入れていた。
ラッド首相は「銀行家であろうと返済者であろうと、みんなで力を合わせることが、すべてのオーストラリア人の利益となる。こうすることが、苦しい世界経済の時代を、この国が切り抜けていく唯一の道なのだから」と述べている。