【キャンベラ11日AAP】 連邦裁判所は、日曜・祝日勤務に支払われるペナルティーレートの引き下げに支持を示した。サービス業や小売業の従業員からなる組合は、フェアワーク委員会が推進する週末賃金の一本化に反対してきた。
野党労働党のショーテン党首は11日、連邦裁判所の決定に落胆を示し、「ペナルティレートを保護するには労働党に投票するのが最善だ」とツイートした。
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCI)は、組合側に連邦裁判所の決定を受け入れるよう促すとともに、雇用主に店舗の営業時間を延長したり、日曜の勤務シフトを増やすよう提案している。小売業や薬局、サービス業やファーストフード店の従業員およそ22万人が影響するとACCIは見積もる。