生活

公定歩合が3%に引き下げ 過去49年で最低

 【キャンベラ7日AAP】豪州準備銀行(RBA)は公定歩合を0.25%引き下げ3.0%とすることを発表した。これは過去49年で最低の利率。

 RBAは、第2次大戦以降最悪といわれる世界恐慌から国内経済を守ることを目的とし、昨年9月以降、合計で4.25%の利下げを行った。今月の公定歩合引き下げに関しては経済専門家の中でも意見が分かれ、先月に引き続き利下げなしという意見や、最大0.5%の利下げがあるのではという見解がみられた。

 RBAのグレン・スティーブンス理事は声明の中で、歴史的標準からみても現在の利率は非常に低く、負債返済の重荷を大きく軽減しているとしながらも、「(RBAの)理事会では公定歩合に関して緩やかながらもさらに引き下げる余地があると判断した」と述べた。

 今回の下げ率を小売銀行がそのままローン利率に採用した場合、住宅ローン平均額の30万ドルを借りている人々の負担は毎月45ドル減ることになる。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら