【パタヤ11日AAP】ラッド首相はアジア各国の首脳との国際会合に参加するのため、11日午後にタイのリゾート地、パタヤ入りする予定となっている。現地では、アビシット首相の退陣を訴えるデモ隊が、サミットの妨害を行っており、混乱が懸念されている。
サミットには、ASEAN加盟国やオーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、韓国、インドなどの首脳が出席する予定で、国際金融危機と北朝鮮ロケット発射問題が、主な議題になるものとみられている。
11日午前中には、日本、中国、韓国の3カ国外相会談が行われる予定だったが、数百人ものデモ隊がホテルを包囲したため、会談は急きょ中止を余儀なくされた。10日には、多数の警備員が配備されていたにも関わらず、デモ隊がサミット会場内に侵入している。
デモ隊は、2006年に軍クーデターによって退陣を強いられたタクシン元首相の支持者ら。現タイ政府は、サミットは予定通り行われると、くり返し発表している。