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復活祭を祝うチョコレート、ペットには危険な食べ物

 【シドニー11日AAP】RSPCA(王立動物虐待防止協会)では、チョコレートをペットが誤って食べないよう、飼い主に注意して保管するよう呼びかけている。

 人間にとっては、チョコレートを食べることは小さな喜びであっても、ペットにとっては死を招く恐れのある危険な行為なのだ。チョコレートの原料であるココア豆に含まれるテオブロミンとよばれる刺激物は、ペットにとっては有害な物質とされている。

 RSPCAのマグドリン・アワド獣医は「犬はテオブロミンを素早く代謝することができない。この物質がペットの体内に蓄積されることで、チョコレート中毒症に陥る」、「犬の大きさにもよるが、チョコレートを食べてしまった後に何ら処置を取らなければ、死亡する危険性もある」と声明の中で述べている。

 ペットがチョコレートを食べた場合、嘔吐や下痢、鼓脹、落ち着きのなさ等の症状が出るという。さらに深刻な症状としては、過度の活発性、多尿、心不整脈、けいれん等があげられる。アワド獣医は、ペットにチョコレートを与えないようにと注意を促している。

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