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刑務所で乱闘騒ぎ 「暴走族間の暴行ではない」 刑務所当局

 【シドニー12日AAP】シドニーのパークリー刑務所で10日午前、召集時に乱闘騒ぎが発生し、刑務所の護衛官5人が負傷した事件を受け、刑務所当局は今回の事件はシティーでの暴走族グループの対立が激化したことによるものではないと述べた。

 NSW州矯正サービス省のイアン・マクレーン副長官はギャングメンバー20人がバンディドスのメンバーを攻撃したとメディアが誇張して報道したが、実際はそれほど大きな事件ではなかったとした。マクレーン氏は服役囚7人が乱闘騒ぎに関与していたとし、「事件に関与した1人が暴走族グループ、ノートリシャスの一員であることは確実で、そのほか数人がその男が別のレバノン系の男と乱闘になった際に手助けに入った」と語った。

 マクレーン氏は「この刑務所がバンディドスやそのほかの暴走族と関与していることを示すものはない」と述べた。

 乱闘騒ぎで護衛官1人が指の骨を折り、4人が切り傷や打撲を負った。現在調査が進められており、関与した服役囚らは隔離された。

 公共サービス協会(PSA)は今回の事件はNSW州政府が推進している刑務所民営化の危険性を浮き彫りにしたと語った。

 刑務所での乱闘騒ぎが発覚した12日、警察はシドニーのスター・シティー・カジノで発生した乱闘事件で「レベルズ」と何らかの関係があるとされる男2人と女1人を逮捕した。乱闘に関与した2グループはグラスや椅子を武器に使用した。警備員が2グループを屋外へと連れ出した後も、男女20人による乱闘は警察が午前1時30分ごろに到着するまでストリートでさらに続いた。

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