【シドニー13日AAP】研究の結果、ティーンエイジャーの少量のアルコール摂取が成人後のアルコール依存症や危険な性的行動を起こすリスクを著しく高くすることが分かった。
フェアファクス系各紙は、今回の研究結果は18歳以下の飲酒に「危険度の低い」飲酒があるとする国家ガイドラインに疑問を投げかけることになったとした。専門家は、今回の研究はティーンエイジャーの飲酒への「リスク最小化」アプローチから方針を変更する必要性を裏付けることになったとし、飲酒年齢の引き上げキャンペーンを活発化させるかもしれないとした。
メルボルンのマードック子供研究委員会のチームは若年層1520人の飲酒習慣を10代半ばから10年以上にわたり記録した結果、若者の飲酒は「安全」、あるいは「適切」ではないことが分かった。
国立保健医療研究委員会の公式ガイドラインでは、成人の「危険度の低い」飲酒レベルは標準のアルコールで1日3杯以下と定められている。研究者は、このレベルであってもティーンエイジャーは10年後にアルコール依存症、社会的・法的問題、アルコール関連の危険な性的行動を引きこす可能性が増すとした。