【パースAAP】タイの首都バンコクで反政府デモ隊が軍隊と衝突し、非常事態宣言が発令されたことを受け、スティーブン・スミス外交・貿易相はバンコクに滞在中の豪人に対し、政治的暴力を回避するために家やホテルで待機するように勧告した。
スミス氏は、豪連邦政府はタイで引き続き起こっている政治不安や政治的不調和に強い懸念を示すとした。豪政府は人気の観光地であるタイへの渡航情報に修正を加えた。スミス氏はバンコクへ渡航予定の豪人に旅行計画を再検討するように促すとともに、「バンコクに滞在中の豪人はデモや大規模な集団と遭遇しないように家やホテルで待機するように忠告する」と述べた。
スミス氏は豪人が暴動に巻き込まれたとされる証拠はないとした。約3万人の豪人がタイで生活、あるいは働いており、また2万5000人の観光客が常にタイを訪れている。スミス氏はタイの政治リーダーに対し、平和的、かつ合法的にこの問題を解決するように要請した。