【シドニー13日AAP】 NSW州の監査長官は13日、シドニーで建設中の高速道路ウエストコネックス事業に対し、2回目となる監査を行うことを明らかにした。野党のマッケイ影の運輸相は、「この出来損ないのプロジェクトには透明性が必要」と述べ、監査実施の決定を歓迎した。
NSW州監査事務所のバリー・アンダーウッド統括部長によると、2回目となる監査は向こう2年間で実施されるという。同プロジェクトの最初の監査は、2014年に行われたが、アンダーウッド統括部長は「再度、監査を実施する価値はある」と述べた。
監査事務所のマーガレット・クロフォード監査長官は、プロジェクトの規模、費用、関心の高さから監査の実施を決めたと説明した。監査は2019年に実施される州選挙にも影響を及ぼすとみられている。同プロジェクトのコストは2015年後半に168億ドルに修正されたが、これは当初の見積もりを68億ドル上回る額となっている。