【ブリスベン13日AAP】ノース・ブリスベンで9日午前5時ごろ、定期的に実施されている酒気検査のために車を停車させたクリス・ヘースティングズさん(18)の車のハンドルロックを銃と勘違いした巡査がヘースティングズさんに手錠をかけて逮捕した件で、同州警察が謝罪した。
ヘースティングズさんは今回の件に腹を立て、警察に謝罪を求めていた。
警察は声明文で「当時周りは暗く、巡査が車の前方部分に光を当てたとき、巡査はハンドルロックを武器だと思い込んだ。今年巡査として最初の年を迎えた彼は注意深く行動し、ドライバーを車から降ろし、手錠をかけ、支援要請を行った。近づいて調査すると、それは武器ではなく、助手席とそのドアの間からぼんやり見えていたハンドルロックだったことが分かった。その後ドライバーはすぐに釈放された」と述べた。
上級警官がヘースティングズさんに今回の事態を説明し、ヘースティングズさんは謝罪を受け入れた。ボブ・アトキンソン警視総監は、警官はこのような状況下では迅速に行動しなければならず、「武器が関与している可能性があれば、用心することは賢明な行動だと個人的には思う」と語った。