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人を襲ったディンゴ2匹が処分される

 【ブリスベン15日APP】QLD州フレイザー島で、子供が野生のディンゴに襲撃されて負傷する事件があり、1週間でディンゴによる襲撃事件が2件発生した。

 6日にはユーロング郊外の海岸で16歳の少女がディンゴに襲撃され、履いていた短パンを引き裂かれた。12日には10歳の少年が襲撃を受けて擦り傷と打撲傷を負った。

 このため、環境資源管理省の職員が、2人を襲ったディンゴ2匹を処分している。同省では、16歳の少女を襲った若い雄のディンゴは、翌日にも同じ場所で観光客の女性を襲っており、これまでにも攻撃的行動の経歴があったという。12日に少年を襲ったディンゴも攻撃的行動の経歴があり、これまでに9件の事件を起こしていた。

 2001年5月以降、フレーザー島ディンゴ管理計画のもとで、56匹のディンゴが攻撃的または危険な動物という理由で処分されている。これについて、環境保護活動家から批判の声が上がっている。

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