【キャンベラ14日AAP】 公的医療保険メディケアの被保険者が持つメディケアカードについて、独立団体が14日に発表した調査報告書によると、オーストラリアでは医師らがメディケアカードの個人情報にアクセスすることが非常に容易であることが分かり、より厳しい管理体制が必要との見解を示している。
メディケアカードを巡っては、以前より個人情報を簡単に入手できることが指摘されていた。14日に発表された報告書では、医師や医療機関の関係者に対し、メディケアカードの番号など個人情報にアクセスする場合、事前に患者から同意を得ることを義務付けるなどの提案をしている。
同報告書は、今年に入り、小規模ではあるがメディケアカードの番号がネット上の闇市場に出回ったことから、当局が7月に調査を命じていたもの。