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スキー場の労働者38人、未払い給料が計2万2000ドル

 【メルボルン17日AAP】昨シーズン、VIC州のスキー場で、臨時労働者38人が不当な低賃金で働いていたことが、VIC州職場オンブズマンの調査で明らかとなり、雇用者らは不足分の給与2万2000ドルを支払うこととなっている。

 07年のシーズンにスキー場の臨時就労者から苦情があったのを受け、VIC州職場オンブズマンが、雇用者らに対する調査を行った。ロンダ・マレー代表によれば、労働者からの苦情の中には、最低賃金への違反や、給与からの違法な控除、解雇に関連する問題などが含まれていたという。

 調査官らは、昨年6~9月にかけて、VIC州内スキー場で45ものサービス産業の監査を行い、臨時労働者38人が不当な低賃金を支払われていたことを突き止めた。不足分の賃金は合計2万2000ドルに上っている。

 雇用者は任意で未払い賃金を支払うこととなっている。マレー代表は「スキー場は多くの若者を惹きつけるが、技能や経験のない労働者が搾取されやすい」と述べており、今シーズンも無作為の調査が実施されると話している。

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