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QLD州、新生児に付ける識別タグのミスは年間57件

 【ブリスベン18日AAP】昨年、QLD州の病院で、新生児に付ける識別タグのミスが年間57件あった。これについて、QLD州保健局では、新生児が取り違えられたわけではないと断言している。

 QLD州の病院では、新生児に識別タグを付けることになっており、新生児の手足に2つと、背中に1つ巻きつけられるという。3つ全てのタグが付けられていなかったり、誤った名前が付けられていたミスは、2008年に57件報告されている。同様のミスは、2006年には27件、2007年は55件だった。

 QLD州保健局長のジャネット・ヤング博士は、タグが新生児の小さな手首や足首から外れてしまったり、名前のスペルが間違っているなどのミスだったと説明している。「新生児が誰なのか分からなくなったわけではない」、「新生児が取り違えられていないと断言できる」とヤング博士。

 QLD州保健局では、このようなミスを避けるため、タグ以外の方法で新生児を識別する方法を検討しているという。ヤング博士は「バーコードやその他の技術システムの導入を検討しているところ」と述べている。

 QLD州看護師組合のスポークスマン、ゲイ・ホークスワース氏は、看護師の超過勤務がミスの原因だと述べており、「私はそれについて確信を持っている」、「皆が限界に達している。助産師や看護師、その他の医療従事者は、誰もミスしたいとは思っていない」と続けている。

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