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エアアジア機が急降下 緊急着陸

【パース16日AAP】   インドネシア・バリ島に向けてパースを出発したエアアジア機が飛行中に急降下し、緊急的に引き返した。

乗客乗員145人を乗せたエアアジア機QZ535は15日、パースを出発して25分後に2万フィート急降下した。原因は技術的な問題とされ、キャビン内は減圧した。機内アナウンスのほとんどが英語でなかったため乗客は状況が把握できず、さらに乗員が叫んだり涙ぐむなどしたため、不安も増したという。酸素マスクが降下し、緊急着陸姿勢を取るよう指示が出るなか、家族に別れのテキストメッセージを送った乗客もいた。

同機は安全にパースに戻り、乗客らの旅程は変更された。エアアジアは声明で「乗客の安全を最優先する」と発表し、今回の出来事を謝罪した。

航空安全局(ATSB)は調査を開始。エアアジアは6月、マレーシア・クアラルンプールに向けてパースを出発した機体が、離陸からおよそ90分後にエンジン不調を理由にパースに戻っている。さらに7月にも、機体が鳥と衝突してブリスベン空港に緊急着陸している。

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