【シドニー16日AAP】 今年に入ってNSW州ではしかの患者数が29人に上った。州保健局は予防接種を受けるよう、州民に促している。
新たにはしかと診断された患者は、10月10日の午前9時半から午後1時までカンターバリー病院を訪問、午後1~2時に近くのスーパーマーケット、アルディを訪れた。11日午後1~3時には、ショッピングセンターのミランダ・ウエストフィールドを訪れている。
州保健局のビッキー・シェパード責任者は16日、「今回新たに感染が認められた人物と接触があったとされる人に、予防接種を行う」と声明を発表。患者と同じ場所にいた場合は症状に注意し、予防接種を受けるよう注意喚起を促している。
NSW州で確認された29例のほとんどが20~50代で、子どもの頃にすべての予防接種を受けていなかったとされる。はしかは高熱や咳、目の充血で始まり、3、4日後に頭や首に赤い発疹が出て全身に広がる。