【シドニー19日AAP】豪政府は、中東から亡命希望者が大量流入するのを防止するため、インドネシア警察と移民局に多額の補助金を提供するとみられている。
フェアファックス系各紙によれば、豪政府は、インドネシア当局に監視装置や訓練プログラムなどの支援を提供し、超満員のインドネシアの移民勾留施設を改善させるために、豪市民の税金を投入するという。また、政府は避難民の流入対策として、マレーシアやタイとの、より広範囲での協力も検討している。
16日のボート爆発事故後にも、亡命希望者の乗った別のボートが豪海域に侵入しようしたため、海軍と税関が阻止している。この事故での死者は5名、負傷者31名となっている。重体の6名は18日、手術を受けるため王立ブリスベン病院に空輸された。
インドネシア当局は17日、オーストラリアへ出航しようとした亡命希望者70名を拘束している。