【キャンベラ17日AAP】 連邦政府は17日、家庭の光熱費の負担を抑え、国際的な排気量削減目標も満たすエネルギー計画を発表した。年間で世帯当たり平均110~115ドルの光熱費削減になると見積もられる。
ターンブル連邦首相は、「気候変動に関する排気量削減のパリ協定を満たし、エネルギーを手の届く価格のものとする」と記者団に述べた。計画には、石炭やガス、揚水発電などによる、各州で必要とされる量に見合ったエネルギーの提供保証も含まれる。必要エネルギー量は、国内のエネルギー市場委員会(AEMC)およびエネルギー市場運営会社(AEMO)が設定する。また、排気量削減に関しては、パリ協定を満たす量が設定される見通し。
本計画を推奨したエネルギー保障理事会のケリー・ショット会長は、「エネルギー供給会社らと協定を結び、光熱費の削減につなげる」と説明した。