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ポーカー・マシンの利用額アップ 経済刺激策のボーナス支給が原因か

 【メルボルン27日AAP】VIC州のポーカー・マシンの利用額が1カ月で3000万ドル増加したことから、連邦政府の経済刺激パッケージがギャンブルに使用されているとの懸念が浮上している。

 ジ・エイジ紙は、昨年12月、連邦政府による経済刺激パッケージ第一弾が実施された後、同州のポーカー・マシンの利用額が2007年度の同時期の2億2000万ドルから2億5000万ドルへ増加したと報じた。

 監視機関であるVIC州ギャンブル規制委員会は「利用客やクラブのメンバーが連邦政府からのボーナス支給をギャンブルに使っている可能性がある」と警告を発した。委員会は同紙に対し、今回の警告は最近実施された経済刺激パッケージによってが再度ギャンブルの利用額が増加する恐れがあり、その時期に合わせて発表したと語った。

 VIC州政府は最近、120億ドルの経済刺激パッケージのうち30億円を支給され、4月に900ドルのボーナス支給を実施した。財務省のウエイン・スワン氏はボーナス支給とポーカー・マシンの利用額についてコメントを避けたが、連邦政府スポークスマンは「政府は豪国民の大多数は支給されたボーナスを合理的に使用し、その消費が雇用を支援していることを確信している」と語った。

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