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グレッグ・マシューズ、3度目の飲酒運転で謝罪

 【シドニー27日AAP】元クリケット選手のグレッグ・マシューズさん(49)はシドニーのダウニング・センター地方裁判所で27日、3度目の飲酒運転の罪で200時間の社会奉仕活動命令を受けた。

 マシューズさんは「馬鹿なことをした。辛く、恥ずかしい思いをさせてしまった家族や子供たちに謝りたい」と語った。また、マシューズさんはラシュカッターズ・ベイで3月に受けた呼気テストで血中アルコール濃度0.113が検出され、中レベルの飲酒運転で有罪判決を受けたことに対し、地域社会に与えた影響について謝罪した。

 200時間の社会奉仕活動命令を下したシャロン・フロイント治安判事は飲酒運転は「他人の命を危険にさらす自己中心的な犯罪」と述べた。

 トス・ハッジソン弁護士は、依頼人は2001年に高レベルの飲酒運転、2003年に中レベルの飲酒運転で逮捕されていることから、「今回の3度目の飲酒運転は非常に困難な状況を生み出した」とした。

 フロイント治安判事は、クリケットチームのワラビーのニック・ファー・ジョーンズ氏を含むクリケット代表から提出された文書やそのほかマシューズさんのチャリティーへのこれまでの貢献に関するさまざまな文書に目を通した。しかし、これまでのマシューズさんの奉仕活動を考えると、社会奉仕活動の罰則は重すぎるとのハッジソン弁護士の申し立てを判事は却下した。「単純に言って、自分が選んで自主的に参加する奉仕活動と裁判所から命じられて行う奉仕活動は種類が全く異なる」とフロイント氏。

 マシューズさんは1983年~1993年にオーストラリア代表として33回のテストマッチに出場した。

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