【シドニー4日AAP】 ニュー・イングランド大学が公立・私立の小学校・中等学校の職員800人に調査を実施したところ、99.6%の職員が調査項目にある44タイプのいじめのうち1つ以上経験したことがあると回答し、ほとんどの職員が職場でいじめを経験していることが明らかになった。44つのいじめのタイプには、「無理な目標や不可能な締め切りを課せられる」、「仕事に対して不当な評価を受ける」、「相談なしに担当部門を外される、あるいは増やされる」などがあった。
ニュー・イングランド大学のダン・ライリー博士は「今回の調査結果は非常に懸念される。オーストラリアの学校ではいかなるいじめも絶対に許されるべきではないのが当然とされている」と語った。
いじめの対象になるのはたいてい加害者よりも地位の低い職員だという。ライリー博士は「報告書では幹部職員や校長が最も執拗ないじめを行い、多くの場合教師が犠牲者になる」と語った。