【キャンベラ7日AAP】 4月の失業率は、前月比0.2ポイントの上昇という経済専門家たちの予想を裏切り、前月比0.3ポイント回復の5.4%だった。NSW州の失業率が急下落したことが原因とみられている。
4月の雇用者数は2万7300人増加(季節調整値)。専門家の予想は2万5000人減少だった。常勤雇用者数は4万9100人増加となり、不況の波が押し寄せ始めた90年代前半からみても、非常に驚くべき結果となった。非常勤雇用者数は2万1800人減少だった。
NSW州における4月の失業率は前月比0.8ポイント減の6.0%となり、急激な回復をみせた。同州の2月の失業率は5.9%。
各州の4月の失業率は以下のとおり(括弧内は3月の失業率)。
SA州:5.5%(5.9%)
WA州:4.5%(4.9%)
TAS州:6.2%(4.4%)
QLD州:4.9%(4.8%)
首都特別地域(ACT):2.8%(2.7%)
VIC州:5.6%(5.6%)
NT準州:4.1%(4.1%)