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新型インフル、豪国内での感染増大の可能性

【ブリスベン10日AAP】   7日、カンタス航空16便でロサンゼルスからブリスベンに到着したNSW州在住の女性(28)が新型インフルエンザに感染し、オーストラリア国内で初めて感染者が確認されたことを受け、オーストラリア主席医務官のジム・ビショップ氏は国内での新型インフルエンザの感染がさらに増大する可能性があるとした。

ビショップ氏は「現在、新型インフルエンザの感染国は世界で約30カ国。WHO(世界保健機関)が確認しているだけで感染件数は約3500件。したがって、この国でも感染者が増えることが予想される」と語った。

保健当局によると、感染が確認された女性はすでに回復しており、飛行機の中では感染力がなかったとしている。女性の座席から2列以内に座っていた乗客19人中18人の身元が確認され、すでに連絡がとれている。18人はインフルエンザのような症状が認められた場合はGPか病院で診察を受けるように勧告されている。同じ便に搭乗していた人でそのような症状が確認されたという報告があったかどうかは不明だが、ビショップ氏は飛行中に他の人に感染した可能性は低いとした。

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