【キャンベラ25日AAP】 調査会社イプソスが28か国で行ったブロードバンドの満足度調査によると、オーストラリアでは満足している人の割合が全体の32%となり、最下位だったことが分かった。同調査は、連邦政府にとってこの結果は不安材料だとして、対策を講じるべきと指摘している。
オーストラリアでは、ブロードバンドのパフォーマンスについて満足していると感じている人が、10人中4人以下となっており、イタリアとブラジルと共に低い数字となった。満足している人の国際的な平均値は56%となっている。ただ、オーストラリアでも、ブロードバンドの環境に普通または満足していると回答した人は、昨年より8%上昇の10人中6人だった。
グリーンズ(緑の党)のナターレ党首は「ひどい結果だ」と述べ、調査結果はブロードバンドにしてもエネルギー問題にしても、連邦政府が将来的な問題を解決できないことを示していると批判した。一方、同調査で最も満足度が高かった国のトップ3は、セルビア(74%)、韓国(73%)、コロンビア(72%)だった。