【ブリスベン１３日ＡＡＰ】　　　テレビのダイエット番組「ザ・ビッゲスト・ルーザー（The Biggest Loser）」の元参加者が、火傷で重傷を負った甥（おい）の治療費を集めるために引き続き減量を行うという。

ジェーミー・スミスさんは、１キロ減量するごとに１ドル寄付してくれる企業や個人を募集している。スミスさんの甥であるジェド・ベヌーシさん（１８）はアンザック・デーの４月２５日、ブリスベン南西部シュガーローフで開かれた友人の誕生日パーティでたき火が爆発し、全身の６２％に火傷の中でも最も重傷とされる３度熱傷を負った。

警察は事故の要因について、１９歳の男性がたき火の中に塗料用シンナーの缶を投げ入れたためとしているが、ベヌーシさんの家族は、たき火の側に置かれていたシンナー缶が原因だとして、警察の報告に反論している。警察は事故の原因について現在も調査中。

スミスさんによると、ベヌーシさんは今後、１０回の手術と大規模な皮膚移植を受ける必要があるという。「ジェドは両親・兄弟に愛されている、パーティ好きな働き者。ザ・ビッゲスト・ルーザーのシリーズが終了した今、ジェドが退院するまでに僕がやせた分だけ募金してくれる人を探している。ジェドのためにできるだけ減量して治療費を集めたい」とスミスさん。